アラフィフ管理職、「管理職」とは言っても私は部下を持たない
「特命次長」
で、ある意味フリーな立場なのです。
若い連中の悩みや不満を聞いてガス抜きするようなこともやっている。
カミサンとははっきり言ってもう2年もしてないセックスレス。
性欲旺盛なので、以前は彼女とかセフレみたいな女性もいたけど、最近はいないので、月イチでラブホで人妻デリヘルを呼んで発散してる。
1年前に私の部署に転属してきた32才の由美(仮名)は、165くらいの長身のグラマラス系。
ボン、キュッ、ボンではないけど、私服の上からでもFカップ以上ありそうなのは判る。
でも
「人妻の色気ムンムン」
ではなく、
「健康美人」
なキャラで未婚と言われても十分信じられる。
新婚1年半の新妻だが、ダンナの金遣いが荒いとか、しょっちゅう喧嘩して実家に帰ってるとか聞いてた。
ある日、ちょっと落ち込んでる様子だったので
「飲みにでも行くか?」
と誘ってみた(この時点ではホントにお酒を飲みながら愚痴を聞くだけの目的だった)。
翌々日、オフィスから離れた渋谷でビールをグイグイ飲み干す由美は、色気のない白いブラウスに紺のタイトスカートで、学校の先生か極く普通の
「OLさん」
にしか見えない。
先輩の女子社員の愚痴や、ダンナのキャバクラ通いの話なんかを随分聞かされた。
「でも、そんなこと言ってもダンナさんとはうまくいってるんでしょ?」
「だからぁ、喧嘩ばっかりだって言ってるじゃないですかぁ」
「でも、そろそろ、お子さんだって欲しいんじゃないの?」
「欲しいですよ、私は。でもダンナはぜ~んぜんその気ないんですぅ」
「え~?そんなことないでしょぉ。こんな美人な奥さんなのに?」
「またまたぁ。次長。そんなこと言ったって何にもでませんよー」
「俺だったら、放っておかないなぁ、勿体ない…あ、ゴメンねセクハラっぽいね」
「いえいえ、ぜんぜんそんなことないですよ。私なんかほったらかしですよ、ホントに」
「ホント?」
「そーですよ。もう半年近くもエッチしてませんもん」
「ははは、ウチもそう、ウチもぜーんぜんないよ…」
「…」
新妻の由美の目がウルウル潤んできちゃった。
「ゴメン、こんなオジサンと一緒にしちゃってそ、そうだね、店変えようか」
「はい…」
店を出て、どこの店に行くか考えながら由美の右側を歩いて、角を2,3回曲がると、意図せずラブホテルの並ぶ通りに入ってきてしまった。
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