俺の実家のベランダから見えるアパートがある。
立地上そのアパートの二階の端の部屋からは俺の家のベランダと隣りの家の窓しか見えない構造になっている。
で、隣りの家は今空家になっていて、そのアパートからは俺の家のベランダからしか覗かれるという点において警戒するところはないという感じになっている。
俺が実家に住んでる時は長いあいだ男が住んでいて注目してはいなかったが、この前帰省し、
丁度ベランダの真下にある風呂に入って小窓を開けるとそのアパートには女が引越して来ていたみたいで、
ベランダで洗濯物を干している姿が目に入った。
その時はあまり気にしなかったんだけど、次の日、昼に風呂に入って窓を開けたらまた女が洗濯物を干していた。
昨日はズボンだったけど、今日はバーバリーっぽいフレアのスカートで干してるもんだから、
下から隣りの二階のベランダを見ている俺の目にはチラチラと白い下着が目に入って絶好のパンチラスポットになった。
もちろん見つからないように一発抜いたけどね。
で、その日パチンコにでも行こうと俺は駅に向かった。
すると駅で「◯◯君?」と俺に声を掛けられた。
見たら中学の時の同級生のI子だった。
「めっちゃ久しぶりやん!わたしな、結婚してこのへんに引っ越してたんよぉ」
10年ぶりに喋るI子の格好はさっきベランダで洗濯しているのと同じ。
気付かなかったが、俺がパンチラを見たのはI子のだったのだ。
I子は中学時代あまり女として接してなかったが10年経てば結構いい女になっていた。
お互い暇だったので喫茶店で話した。
最近の話に、思い出話。
で、その日家に帰ると速攻俺の家のベランダのドアを開け、I子の部屋を覗く。
見られないという安心感からか、部屋の中がほぼ見える窓のカーテンは開けっ放し。
俺は家族に見つからないように覗き続けた。
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