和美とのはじまり
大学時代、スーパーでバイトしてました。
ぼくはその頃、同世代の女の子に対しては何かと意識してしまい、うまく話ができませんでしたが、年配の女性とは気軽に話をよくしていたので、レジのおばさん連中からは人気があるようでした。
おばさん連中の中でも和美とは特に仲良しで、家も同じ方向だったので、バイト帰りはほとんどいつも一緒でした。和美は当時42(自分の母親より2つ下)で、夫と娘が一人の主婦でした。
特にきれいというわけではありませんが、ポッチャリしたかわいらしい感じのおばさんです。
その頃ぼくは彼女が欲しくてたまらなくて、同じスーパーで気になって仕方ないかわいい女の子がおり、その子の前で、和美を含むおばさん連中になつかれることを少し恥ずかしく思っていたくらいだったので、おばさんという人種に対してまったく女を意識してませんでした。
バイトをはじめて半年くらいたった残暑厳しい秋口に、店長がスーパー連中を集めて温泉旅行をしようという企画があがりました。
おばさん連中は皆「みんながいくなら主人に相談できるのに」
といった感じでもりあがっていました。
バイト帰りに和美ともその話になり、そのとき和美は
「やまちゃん(ぼく)がいくならあたしも行こうかなあ。」
というようなことを言ったらしいのですが、ぼくはよく覚えていません。
結局40人くらいの大所帯で熱海に行ったのですが、ぼくが好きだった女の子は来ませんでした。
夜、宴会が始まって、一通り盛り上がったあと、カラオケ・麻雀・散歩等、いくつかのグループに分かれ、三々五々散っていきました。
ぼくは未だ酒の飲み方をよくしらない学生で、気持ち悪くはなかったのですが、飲みすぎでフラフラして部屋で一人横になっていました。
しばらくして、
「やまちゃん、大丈夫?」
と和美が部屋にやってきました。
「うん、大丈夫。和美さん、2次会とか行かないの?」
「汗かいて温泉に入りなおしているうちに、みんな外にカラオケしにいったみたい。おいてきぼりくっちゃった。」
そういって僕の横にゴロリと寝転がり話をしはじめました。話をしているうちに、和美が下着を着けていないことに気がつき、少しはだけて見える乳房に視線がどうしてもいってしまいます。
「あたしの胸、気になる?」
「和美さん、下着つけてないの?」
「うん。浴衣だから。普通つけないんじゃない?」
「・・・」
「やまちゃん、彼女とかいないの?」
「・・・ええまあ。」
「でも、やまちゃん、かわいいから、モテて困るでしょ。」
「そんなことないよ。女の子と話すのちょっと苦手だし。」
「あら、失礼しちゃう。あたしだって女なのに。・・・Hの経験は?」
「1回だけ。」
「ふーん、そうなんだ。・・・触ってみる?」
「え?」
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