1ヶ月程前の夜、近所のスーパーの駐車場で当て逃げを見てしまいました。
それはRV車でしたが、バックで狭く空いたスペースに駐車しようとしたところ、停まっていた軽自動車のヘッドライトにバンパーの角をぶつけたのです。
女性が慌てて車から降りてきて、壊れた箇所を確かめていました。
でも僕が見ていた事に気付かなかったのでしょう、すぐに車に乗って走り去ってしまいました。
僕はその女性に見覚えがありました。
間違いなく中学の同級生の友人の母親です。
1、2度家に遊びに行った程度でしたが、凄い美人だったのでよく覚えていたのです。
僕は卒業アルバムで友人の家の電話番号を調べました。
次の日、少し凄みのある声を使いながら電話を掛けました。
「はい、○○○でございます」
「○○○さんの奥さんだね。あんた、昨日○○スーパーで当て逃げしたでしょ。オレ見てたんだよ」
「………あなた一体誰なの?どうやって家の電話番号を………」
「オレが誰だって?オレはあんたの事を良く知ってるよ。あんたは美人だし、男をメロメロにする程いい体してるのも良ーく知ってる。あの事がバレたら、あんたは刑務所行きだよ」
「………私にどうしろっていうの?」
「そうだな、お互い男と女だからな………分かるだろ?」
「そんな………お金なら差し上げますから、どうかそんな………」
「金か。金なら何百万積まれたってお断りだ。オレはあんたの体が欲しいんだよ。オレにブチ込まれてたら、その綺麗なお顔がどんな風になるか見てみたいんだ」
「………分かったたわ。どうしたら見逃してくれるっていうの?」
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